友人と飲むために、普段はあまり足を運ばない都内の繁華街へ。しかし友人が乗っていた電車が止まってしまい、大幅に遅れるという。仕方ないので、時間をつぶせる喫茶店でも見つけようと周辺をブラブラすることにした。学生時代によく飲み歩いていたが、社会人になってからはほとんど歩かない街だったので、あちこちの風景が懐かしかったり、逆にまったく見覚えがないビルができていて新鮮だったり。楽しく散歩していると、ピンク色のネオンが密集するエリアで見覚えのある看板を発見した。四半世紀以上も昔、私が19か20のころ、ドキドキしながら初めて訪れた風俗店、店舗型のファッションヘルスが生き残っていたのだ!当時、風俗に憧れていた私は、風俗誌や夕刊スポーツ紙で情報を収集した上で、評判がよかったこの店舗型ヘルスを利用した。本当は吉原へ行きたかったのだが、貧乏な学生だったから手近で安い店舗型ヘルスで妥協したのだ。指名なしで入ったのに、担当してくれた嬢は当時の私と同年代ぐらいで、とてもかわいい子だった。同じぐらいの歳の人がくるのは珍しいと嬢は喜んで、丁寧に対応してくれた。初めての風俗に感動した私も、バイトを増やして月1ペースでせっせと通った。しかし1年半ほど経ったところで、嬢は「就職が決まった」といってヘルスを辞めた。彼女の退店後、1度だけ会って酒を飲んだ。本当は口説きたかったし、今思えば口説いたらイケたような気もするが、当時の私は「風俗から上がる嬢を、元客の自分が誘うのは失礼だ」的なことを考えて遠慮してしまったのだ。いくらかピンク色に汚れている気もするが、あれはあれで青春だったなぁ…などと感慨にふけっていたのがよくなかったのだろう、ついうっかり入店してしまった(笑。。在籍嬢のパネルを一覧できるようになっていて、さらに出勤している嬢の少し大きな写真を見せてくれるスタイルも当時と変わらない。あまり若すぎる子だとおっさんとは会話が成り立たないだろうと思い、出勤している中で最も年上の子を指名して待合室でしばし待機。いくらかは手を入れているのだろう。外見よりは店内は清潔だったし、待合室に置かれているソファやテレビも新しいものだったが、基本的な作りは変わらない。この風景も懐かしい…などと思いながら待っていると、5分ほどで呼び出された。のれんの向こうで待っていた嬢は、プロフィールでは29となっていたが、どう見ても30代半ば。しかしそれでも、私より遥かに若いのは間違いないし、年齢をのぞけばルックスはいい。挨拶もハキハキしていて、いい子だななどと思っていると、嬢が手を引きながら部屋へと案内してくれた。そこで驚いた、室内も部屋にくっついているシャワールームも、うっすらと記憶がある25年前とほとんど変わらない!服を脱ぎながら、嬢が「お客さんは、この店にはよくくるんですか?」と話題を振ってくれたので、「25年ぶりにきた」と答える。すると「え、古いなとは思っていたけど、この店ってそんな前からあるんですか!?」と食いついてきた。その後、一応シャワーは浴びたが、25年前のこの店舗型ヘルスの様子や、周辺のお店事情についての雑談でプレイ時間は終わってしまった。もともと暇つぶししのつもりだったし、1番短い30分コースだ、不満はない。むしろ、普通は若い人が嫌がる昔話を喜んで聞いてくれる嬢だっただけに、大満足である。下手なキャバ嬢の10倍ぐらい聞き上手な子だったし、「次回はちゃんとエッチなことをしにきてくださいね」と名刺も渡してくれたので、次回はエッチなことをしにこようと思う。その後、遅れてやってきた友人とも、90年代の風俗話でおおいに盛り上がった。懐かしい店舗型ヘルスへ久しぶりに入って、すごく懐かしかったし、楽しかった。街に根ざして、長く生き残っている店舗型ヘルスは本当に貴重だと思う。最近はデリヘルなど無店舗派遣型風俗に押され気味だと聞くが、歴史ある老舗の店舗型ヘルスには、今後もぜひ頑張ってもらいたいものだ。
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